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戸田菜穂の映画ファンのコメント

きみに届く声(2008/日) 女はバス停で服を着替えた(2003/日) 間宮兄弟(2006/日) 十二単衣を着た悪魔(2019/日) きな子 見習い警察犬の物語(2010/日) 少女たちの羅針盤(2011/日) COSMIC RESCUE -The Moonlight Generations-(2003/日) (ハル)(1996/日) 記憶屋 あなたを忘れない(2020/日) ロストケア(2023/日) 夏の庭 The Friends(1994/日) 死に花(2004/日) そして、バトンは渡された(2021/日) 春との旅(2009/日) スカイハイ 劇場版(2003/日) 記憶の技法(2020/日) 必死剣 鳥刺し(2010/日) ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(2009/日) 思い、思われ、ふり、ふられ(2020/日) F〈エフ〉(1998/日) 砂時計(2008/日) 科捜研の女 劇場版(2021/日) 沈黙のパレード(2022/日) アキラとあきら(2022/日) 8月のクリスマス(2005/日) 君を忘れない(1995/日) MIND GAME(1997/日) イズ・エー [is A.](2004/日) GANTZ PERFECT ANSWER(2011/日) プライド・運命の瞬間〈とき〉(1998/日) 水の中の八月(1995/日) 俺は、君のためにこそ死ににいく(2007/日) ブタがいた教室(2008/日) 犬とあなたの物語 いぬのえいが(2010/日)が好きな人ファンを表示する

ことはのコメント************

★4(ハル)(1996/日)ふたりの周辺には余り生活臭が感じられず、それぞれの孤独感が浮きぼりになる。狙いは分かるが、それが原因ではじめは作品に入り込めなかったのでマイナス1点。メールを積み重ねることで、だんだんとお互いの心の中に相手が溶け込んでいく過程が、ものすごく自然。後半の展開は都合のよすぎる驚きもあったり、余韻たっぷりの結末といい文句なし。ところで、とんでもない思い違いをしてた…。 [review][投票(1)]
★5砂時計(2008/日)いきものがかりの「帰りたくなったよ」で観る前にひとり盛り上がっていたのも事実だ。恥ずかしい気もするが自分好みだからこの評価だ。この映画は夏帆池松壮亮のふたりが出色の演技で成り立たせている。特に夏帆は見事であり、将来性抜群の演技だ。粗があっても、それを上回る郷愁や抒情性がこの作品を覆っている。「帰りたくなったよ」で締めくくられて何も言うことはない。[投票(1)]
★48月のクリスマス(2005/日)山崎まさよしは熟練の演技力で見せてくれる。関めぐみは少し硬いかなという気がしたが、ラストに近づくにつれて素敵な表情も見せてくれた。日本版のほうが、ラストの展開を優しいオブラートで包み込んだ感じ。リメイクとしては、非常に忠実にされていて及第点だが、それだけという感もなきにしもあらず。全体的に哀しくとも暖かいぬくもりが残る作品だ。 [投票(1)]
★4イズ・エー [is A.](2004/日)最後まで脇道へそれることなく、問題のテーマにずっしりとした剛速球を投げた。お遊び的要素は全くないだけに、受け止めるほうは、かなり重たい。津田寛治内藤剛志は、抱えきれない苦しみが滲み出ていた。やりきれない。問題の少年演じた小栗旬は、まさにはまり役。「何も感じない」という荒涼とした彼の内面は、一体どんな想いが渦巻いているのか。いろいろなことを考えさせられる作品だ。 [投票(3)]
★5水の中の八月(1995/日)高飛び込みの瞬間の美。青春のひとコマ。水の潤いと大地の乾き。石の病と満月のしきたり。幻覚か幻視か果ては神の導きか。小嶺麗奈の美しさは、月光が揺らめく水面のように、つかみどころのない、不可思議な魅力に満ちている。間違いなく初期の彼女のベスト作品だ。惜しむらくは、ラスト付近に、彼女の姿をもう少し観ていたかった。この作品を評価しようとしても捕らえられない魅力を感じる。魂に訴えかける作品だ。[投票]