★3 | 丁寧な仕事だし山下の印も過不足無く織り込まれた或る意味全うされた作品だが、だから何なのと言いたくもなる。プロモ的素材ということで『四月物語』を思い出したが、タマ子を松たか子のように愛でる訳にはいかない。人間的な共振対象は野郎で充分。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 本当は自分が傷つきたくないだけなのに、あたかも他者への思いやりであるかのように装った「優しさ」が蔓延する優柔関係の不快。タマ子は、そんな群れ社会のウソ臭さを本能的に察知しているのだ。「群れない女子」が深く静かに潜行する日本は決してダメじゃない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | これをもらとりあむというのか、まあ一時休止状態・いわゆるよく言えばタマ子さんの充電状態ですなあ。でも充電は100%になっても充電を続けるわけで決して120%になるわけではない。電源(この映画では居場所)がなくなればどんどん放電していくのだ。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 前田ってこういう演技ができるのね、とちょっと見直した。ちょっとだけ前に出る、そんな女の子を上手く表せていた。父親の件に関してはちょっと抗う。男の子にもちょっと関わる。見逃しそうな「ちょっと」を描きつつ、それを観客に気づかせるのも監督の力量なのだな。悪くない。 (tkcrows) | [投票(1)] |