万里昌代の映画ファンのコメント
AONIのコメント |
妖僧(1963/日) | 『陰陽師』のようなサイキックな作品を期待していたが、内容は公金横領に権力闘争といった、ありがちな腐敗政治の世界を描いたもの。ちと物足りなさを感じた。 [review] | [投票] | |
黒の切り札(1964/日) | チクってやると騒ぎ立てる女をキッス一本で黙らせる。さすが田宮アニキ! [review] | [投票] | |
地平線がぎらぎらっ(1961/日) | 「ぎらーっ、ぎらっぎらっ♪ 地平線が待っていーる♪」 ジェリー藤尾が歌う主題歌がいかす。ニューシネマの先駆け、と言えなくもないが、単に安っぽいだけかも。 | [投票] | |
斬る(1962/日) | 陰惨な話とは裏腹に、溜息が出るほど美しい映像。そのギャップが気色悪いほど心をかき乱す。三隅研次のこだわりが凝縮された71分。 [review] | [投票(2)] | |
婦系図(1962/日) | 「俺と女、どっちを選ぶんだ!」この二者択一はキビシー! 世間体という名の高い障壁。日陰者の宿命。 良く考えれば相当ドロドロした世界なのに、不思議と情緒あふれた作品に仕上がっている。 | [投票(1)] | |
女体渦巻島(1959/日) | 組織の殺し屋というアクトロー役なのに、いつも通りあくまで生真面目な吉田輝雄の演技がステキ。相変わらずお色気全快の三原葉子もステキ。この女優さんは、クスリや悪夢で艶かしくウナされている姿が絵になる。 | [投票] | |
座頭市兇状旅(1963/日) | 意外な程手強い刺客北城寿太郎との一騎討ち!!を邪魔する弱虫二代目&その恋人&彼女の義父&ワル親分安部徹他大勢の雑魚。市も物語も少し壊れ気味の不思議な一篇。 [review] | [投票] | |
続・座頭市物語(1962/日) | 座頭市の墓参り。前作の平手造酒との思い出を引っ張りすぎて、せっかくの兄弟対決も盛り上がらない。 | [投票] | |
裸女と殺人迷路(1959/日) | 新東宝の十八番“カスバ”シリーズの1本。丹波哲郎の極悪人ぶり、三ツ矢歌子のキュートさも魅力的だが、強盗団の首領に扮する清水将夫の、善人そうな風貌から時折見せる狡猾かつ非情な怖さが絶品。まさに年季の入った大悪党といった感じ、巧い役者だ。 [review] | [投票] | |
お兄哥さんとお姐さん(1961/日) | 『悪名』で大ブレイクした直後である、勝新のノリにのった股旅ヤクザ演技が絶品。田宮二郎はさほど出番が多くないが、勝新と田宮の2人が時代劇で共演しているのは、今思えば貴重。 | [投票] | |
憲兵と幽霊(1958/日) | スパイ映画なのに、役柄は“伊右衛門”そのものな天知茂殿下。 キャロル・リードやヒッチコックを彷彿とさせる斜め構図&左右に傾くカメラワークが実にキマっている。音声信号のような効果音にもビックリ。 | [投票] | |
やくざの勲章(1962/日) | ちょっと事件を美化しすぎだな。要するに、暴力団同士の「縄張り争い」なわけで。 敗戦国でノサばる不良外国人の横暴に対して、ヤクザにもすがる一般市民の心情は考えさせられる。 | [投票] | |
剣に賭ける(1962/日) | 本作で一番カッコ良いのは、雷蔵でも天知でもなく、“音無しの構え”の高柳先生(浜村純)だったりする。天知茂が現れるや、「できる!」と先生。確かに強そうな顔してるんだ、このニヒル俳優は。 | [投票] | |
第三の影武者(1963/日) | 常に本体に従う影武者の宿命。 己の欲望で肥大化した影に、己自身が呑み込まれる男。 | [投票] |