★4 | 気の毒なお春(田中絹代)をみながら思った。女が幸せになるために必要なものは魔性ではなく、したたかさ。 [review] (きわ) | [投票(1)] |
★4 | 最初に見たときはつまんなかったんですけど、2度目で感動。田中絹代は偉大です。 (kenichi) | [投票] |
★3 | 「堕ちる」ことが先にたち「生きる」ことの情感が見えない。流転のための転落の連続は哀惜や共感を生まないのだ。唯一、城内で息子を追う騒動にのみ彼女の魂が見える。思い起こせば、女が明確に意志(それも感情に煽られた)を示し、貫こうとしたのはこのときだけ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 女の目から見た、封建主義批判映画だと思う。溝口こそ、究極のフェミニスト監督だった。 (takud-osaka) | [投票(1)] |
★4 | 溝口の成功作はすべて「もはや笑うしかない」地平に達しているのだが、それはユーモアではなくもっぱら彼のサディズムに拠る(溝口にユーモアはない!)。そこが本質的に喜劇作家である小津や(実は)鋭いギャグの感覚を持った成瀬とは違う、溝口の凄さである。淫売! 売女! 化け猫! [review] (3819695) | [投票(4)] |
★3 | 墜ちゆく女の人生の幾つかの局面を櫛団子方式でつなぐ脚本は目まぐるしい展開力で飽きはこないのだが大局的な奔流は零れ落ちる。栄華の時期は華が欠け悲嘆の時代は徒に自虐的な田中絹代の演技。明確なポリシー欠く演出と撮影もそれ程のものとは思えない。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | 文句ナシの溝口映画の最高傑作。小娘から老婆までを、無理を承知で臆面もなく演じてしまう田中絹代の演技魂炸裂。長回しの効果を最大限に引き出すセットの造形も素晴らしい。 (くたー) | [投票(4)] |
★5 | なぜこんなに厳しく女性をいたぶれるのか、、、目線の交換のない男女の関係に、作家の価値観を感じた。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★3 | 田中絹代の醜いのと、一つ一つのシーンの長いのに閉口するも、やがて慣れる。昔のCMじゃないが、「花の命は結構長い」。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | サド溝口とマゾ田中による渾身の一本。金持ち男のエピソードは『千と千尋の神隠し』の元ネタ?
(07.05.17 京都文化博物館) (TOMIMORI) | [投票(1)] |