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ジェック・ルドーの映画ファンのコメント

ラ・ジュテ(1962/仏)が好きな人ファンを表示する

ラルジャン(1983/スイス=仏)************

★5「もはや善は通りすぎた。」と語るブレッソンの言葉通りの映画だろう。 淡々と進む物語の根底には映像には映らない何かが見える・・・。それを見せている我々の想像力とブレッソンの力量は恐ろしい。 (教祖)[投票(7)]
★5後悔も罪悪感も快楽も感じられない感情不在の顔が恐かった。だからこそ、存在感が強烈に強く、無の概念を示すかの様にも感じられた。観るに対し、見事に逆説を捕らえた監督の、荒業の策略に嵌った。崇高なまでの完璧な即物性が描かれている。 (かっきー)[投票(2)]
★3どのシーンも何が起こっているのか分りづらいのでいちいち推理しなければなりません。 (24)[投票(3)]
★4映画的映画の教科書のよう。言葉で説明せず、映像で。いつの間にか主語が変わっているのに気づかず、何か分からないな、と保留しちゃおしまい。ほんの小さな出来心… [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]
★2結局、容赦ない非人間性に徹するこの演出の極限の簡潔さに「峻酷」「冷厳」「苛烈」等々の畏れを覚えるには、観客自身の人間的な眼差しが前提になる。僕のように非人間的な観客には、機械人形の所作でも眺めているような無関心の眼差ししか保持できない。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★4これは「無駄が無い」と言うより、むしろ「必要だけがある」のだと思う。たった85分の驚異。それなりに映画文脈は分かるつもりでいたので、かなり面食らった。暖かみも嘲りも持たぬ超俗的なまでに冷静な視線。でも、こんな映画ばかりじゃ、辛いよなぁ。(笑) (HW)[投票(2)]
★4無駄のない運び。しかし、暗い気分にさせられる。 (丹下左膳)[投票(1)]
★4若いときからブレッソンを見ていますが、これだけが波長がまったく違っています。静謐さがない。暴力的。余裕がない。遺作なんですよね。 (セント)[投票(2)]
★5暴力シーンを一切画面には映さないのに、滲み出るこの不吉さ、禍々しさ。音の使い方といい、カットとカットの繋ぎ方といい、全編がもう驚きの連続。主人公が斧を振り上げるただのワンカットに、凡百のアクションやホラーが束になっても勝てるかどうか。 (太陽と戦慄)[投票(3)]
★5世界一厳格な演出。世界一厳格なスペクタキュラー。 (ゑぎ)[投票(3)]
★5理想的な映画。余分なものを削ぎ落とし、とにかくソリッドに仕上がっている。 (赤い戦車)[投票]
★4前半は詩情漂う美しい映画。後半はどうということはないつまらない映画。 [review] (田原木)[投票]
★5一見静かで何も起こってないかのうようなシーンでも、その裏にふつふつと沸きあがる暴力的な情念を明らかに感じる。だからそれが表に出てきたときには心底恐怖を感じる。結末はもうホラー映画。 [review] (ジョー・チップ)[投票(4)]