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石橋静河の映画ファンのコメント

夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017/日) 前科者(2022/日) 人数の町(2019/日) 37セカンズ(2019/日=米) 二階堂家物語(2018/日) 生きてるだけで、愛。(2018/日) ばるぼら(2019/日=独=英) 楽園(2019/日) あのこは貴族(2020/日) 泣き虫しょったんの奇跡(2018/日) きみの鳥はうたえる(2018/日) PARKS パークス(2016/日)が好きな人ファンを表示する

ハッピーエンド(2017/仏=独=オーストリア)************

★5続発する不祥事の現場の顛末は詳述されず「起きたこと」の“後始末”ばかりが淡々と描かれる。一族間のパッションの衝突は封印され空々しさが蓄積する。これから「起きること」を意志として表明した背中越しの海の青色が、不気味なほど美しいのは、そのせいだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★5日常の中の不穏と崩壊の予兆とかではなく寧ろそういった中にしか日常は存在しない。ハネケの現状認識は今こそ聞くに値する。スマホ画像に映画に於いて初めて完璧な存在意義を付与。常連役者の逆説的使用。省略の適宜さ。打つ手全てが的中した稀代の傑作。 (けにろん)[投票(3)]
★5さすがです。最近、人間の本来持っている悪について掘り下げる映画作家が少なくなっており、ハネケはその意味で現代では孤高の作家ですなあ。昔はベルイマン、ブニュエル、グリーナウェイ、ギャスパー・ノエなど錚々たる監督がいた、、。 [review] (セント)[投票(2)]
★4自裁で童女の気を惹くトランティニャンの邪念と未練に蔑みで以て答える童女のまなざしはハネケの自意識であるが、この蔑みがまた何らかの勃興というか、邪念に堕ちることの心地よさとなるに及んで、性欲的には八方丸くおさまる。 (disjunctive)[投票(2)]