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飯村雅彦の映画ファンのコメント

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寒山拾得のコメント************

★2日本海大海戦 海ゆかば(1983/日)沖田浩之三原順子という、音楽にこだわりがあるとは決して見えなかったアイドルふたりによる楽隊物語。ショパン「別れの曲」、ドヴォルザーク「家路」なんていう選曲は正気とは思われず。 [review][投票]
★4弾丸大将(1960/日)イロニー満載の米軍寄生噺。戯画と思って観ていたが、意外と本当の話かも知れず。米の各地の世界侵略先ってこんな側面もあるのだろうと思わされる。南弘が熱演過ぎて単調だが、それこそがイロニーかも知れず。 [review][投票(1)]
★5一万三千人の容疑者(1966/日)吉展ちゃん事件の記録。被害者へ黙祷するための映画。演出も伊福部の音楽も真摯 [review][投票]
★4三たびの海峡(1995/日)今や韓国人徴用工を扱う重要作品。三國連太郎渾身の力作で、南野陽子の脱力した戦争未亡人が素晴らしい。さすがにアンゲロプロスを経た時代らしくベタは少な目、キャメラは引きの構図でクールに纏める。 [review][投票]
★3トラック野郎・突撃一番星(1978/日)重篤患者を載せたまま院長邸宅に突っ込むのは幾らなんでもおかしいと思うが、殴りつける相手が「医は算術」の金子信雄だと妙に納得させられてしまう。 [review][投票(1)]
★4廓育ち(1964/日)エンタメ化をはじめた東映廓ものだが佐藤純彌らしい強引なタッチが冴えている。幸薄そうな佐々木愛が抜群。すでにヤサグレている緑魔子との裏口での雑談など素晴らしい。「結婚したら亭主とタダでせなならんのやで。阿呆らし」。 [review][投票]
★1二百三高地(1980/日)当時、さだまさしと(『連合艦隊』で「群青」を唄った)谷村新司をボロカスに貶したのはタモリだった。実に良識ある行動だったと思う。 [review][投票(1)]
★5妾二十一人 ど助平一代(1969/日)日本人の大好きな艶笑譚の快作。エロ描写にほとんど力を入れずその分お笑いネタをテンコ盛りにする姿勢が芳しい。妾に囲まれる痩せた亭主という画は『世界残酷物語』が想起される故、これは普遍的な主題なのだろう。 [review][投票]
★4従軍慰安婦(1974/日)慰安婦の認識は『兵隊やくざ』シリーズなどと異同なく置屋もののバリエーションに収まるが、終盤のトンデモ展開の強度は凄まじい。余りにも緑魔子な緑魔子と(なんと)底抜けに優しい三原葉子が出色。 [review][投票]
★4喜劇 急行列車(1967/日)1作目。あっちこっち流離う気まぐれな喜劇だが、渥美清のお似合いはやっぱり佐久間良子じゃなくて楠トシエだよねという処で一本筋が通っているのが好感。この大物ふたりが寅さんに登場しないのがオモシロイ。大原麗子とは『真実一路』前段の運命の遭遇の趣。 [review][投票]
★2天国の駅(1984/日)冒頭の「私、きれいですか」なる印象的な告解は、なんと最後まで顧みられることがないのだ。早坂某は本当に駄目。観光案内系の撮影にもゲンナリ。切符売場の件にかろうじて映画の閃きがあったので1点加点。[投票]
★2大日本帝国(1982/日)美点はサイパン玉砕の描写が重厚で観せること(逃亡する軍人批判は明らかに沖縄戦他とダブらされている)、欠点はそれ以外全部。軟弱な首相の云い訳史観には眩暈がするし、英米兵を鬼畜として描くのは情報局映画並。 [review][投票]
★4トラック野郎・爆走一番星(1975/日)シリーズ中コメディとして最も充実している。研ナオコ山城新伍由利徹なべおさみ鶴光と序盤の数珠繋ぎギャグが素晴らしく、被害車両で口開けているためだけに登場する三原葉子が最高。 [review][投票(2)]
★2トラック野郎・男一匹桃次郎(1977/日)泥沼のマンネリで、シリーズ最低作だろう。いいのはセーター姿で竹刀振る夏目雅子ぐらい。 [review][投票]
★2トラック野郎・望郷一番星(1976/日)ベタ度が減衰して淡泊。面白いのは子連れのトルコ風呂と仔馬の看病ぐらい。 [review][投票]
★5あれが港の灯だ(1961/日)水木洋子賛。「脚本家 水木洋子」の読書感想文。 [review][投票(1)]
★3トラック野郎 度胸一番星(1977/日)これほど下品な片平なぎさの水着シーンもないだろう。 [review][投票]
★4新幹線大爆破(1975/日)よど号ハイジャック+三菱重工爆破=本作か。凋落する新左翼への惜別が山本圭に、被害者側の気の毒な狂乱が宇津井健他に滲んでいる。全共闘のアイドルだった高倉健は零細企業の親爺の偶像でもあったと体現して秀逸。 [review][投票(2)]
★4花札渡世(1967/日)東映らしからぬ個人主義のやくざ映画で伊藤大輔好み。座頭市や松竹京都のヌーヴェルヴァーグ時代劇と似たテイストがあり今でも新鮮。 [review][投票]
★4最後の特攻隊(1970/日)鶴田浩二の数ある特攻映画中でも、本作は突き抜けた激越なものだろう。「上層部は他の作戦を考えつかぬ無能無策を誤魔化すため、特攻を美化しています。そんな連中の御先棒を担ぐのは真っ平です」。そして稀なことに健さんをぶん殴るのだった。 [review][投票]
★5はだかっ子(1961/日)子供向けチンドン屋ゲンちゃんかと軽く観はじめるも、積み重なる描写の彫りの深さに居住まいを正さざるを得なくなる。白眉は有馬稲子のユネスコ憲章の授業。いまもこんな授業はあるのだろうか。 [review][投票]
★3五番町夕霧樓(1963/日)水揚げまでの前半が素晴らしく、力の入った東映美術が酔わせてくれる。若草色の帯、畳に落ちる影、階段で踊る福助人形、隠し窓の目線の交換、土間で赤飯を喰らう猫。 [review][投票(3)]