★5 | 映画作家としての貫禄を十分見せつけたイ・チャンドンのみずみずしく才気あふれる作品となった。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | 適度に春樹意匠は残存させつつ独自世界が延伸する理想形で『いとこ同志』な人物配置にマイルス丸っぽなド真ん中で詠嘆するというNVも侵食する失踪の迷宮。転換点のマジックアワーに拘った光と北情宣放送の幽かな響きの刹那が無辜な地獄への入り口。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | フォークナーと牛舎の間で振幅する一貫しない知的態度には功罪がある。それは階級を媒介するために、女を属人的な窮地にはめ込むにあたり、社会問題を参照できる。町内会長とビニールハウスを繋ぎ、サイコの絵空事にスリラーの充溢を実装する。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 社会の厳しさまでしっかりエンターテインメントにできてしまうのが現代の韓国映画の凄さだな。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | この全てが曖昧なサスペンスがロブ=グリエ流のゲームだとしたら今更だし、パゾリーニ流の挑発だとしたら何を挑発しているのか判らない。要は吉行淳之介みたいな朦朧系だ。イ・チャンドンまさかの失速。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |