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ジャンヌ・ディソンの映画ファンのコメント

ホーリー・モーターズ(2012/仏=独) トムボーイ(2011/仏)が好きな人ファンを表示する

素敵なダイナマイトスキャンダル(2018/日)************

★3吃驚するような上手い演出を見せるわけではないが、まずまず好感が持てる。主人公の雑誌編集者・柄本佑の、青年期からの仕事ぶりや生活描写の合い間に、彼の子供時代が挿入されるが、この過去の場面の造型が、なんともいい。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4メガネを曇らせた者たちが象徴的に何人か登場する。みんな感情をむき出しにした人々だ。停滞の70年代から狂騒の80年代、一見、男(柄本佑)が感情を露わにしないのは、混濁した経済と文化のバブルに拝金の腐臭を嗅いだからだろう。健全な精神こそがサブカルを生む。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3些か残念なのは、主人公が時代の牽引車でなく時代の流れの狭間を泳ぐ小魚にしか見えなかった点だった。母親の一件よりも素敵にスリリングな逸話には出会えず、まるで凡人の絵日記のように出来事が重ねられたにとどまった。菊地成孔は愉快なキャラたり得たし、アイドルより脱皮した前田敦子の存在感も大きい。それだけに硬軟のバランスを得られず動く歴史年表より脱せなかった後半は退屈。 (水那岐)[投票]