レダ・カテブの映画ファンのコメント
水那岐のコメント |
黒いスーツを着た男(2012/仏) | 自分の器にあまる行動をとる道を選んだために、泥沼に沈みこんでゆく男女の「鬱劇」。それだけならばまだいいが、彼らは自制心を持ちかねているために先行きを定めぬ行為へと没入してゆく。よくできたサスペンスだが、登場する主人公たちの度はずれた愚かさが現実感を削ぎ落とす。感情移入が無理とまでは言わないが、さすがにこれほどの馬鹿はおるまい。 | [投票] | |
不機嫌なママにメルシィ!(2013/仏=ベルギー) | 絶対者として母親を祭り上げてしまった息子の悲喜劇。おかげで彼はしなくてもいいまわり道を重ね、自分探しの道行きを続ける破目になる。観客から見れば、きわめて判りやすいゲイの理解術ととれなくもないのだが、それは…。 [review] | [投票] |