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青木竹彦の映画ファンのコメント

散歩する侵略者(2017/日) 岸辺の旅(2015/日=仏) 2つ目の窓(2014/日) 家路(2014/日) ミュージアム(2016/日) 泣き虫しょったんの奇跡(2018/日) マイ・バック・ページ(2011/日)が好きな人ファンを表示する

ぽんしゅうのコメント************

★4散歩する侵略者(2017/日)女子高生のぶっ飛んだつかみで一気に物語に引き込まれる。大げさな細工や言い訳もせずに、何の違和感もなく“違和”を日常に定着させてしまう黒沢清の技は日本映画界の誇るべき至芸。刑事の「自分」や、牧師の「愛」に関するやり取りも皮肉がきいていて可笑しい。 [review][投票(1)]
★3岸辺の旅(2015/日=仏)フツーの死人(浅野)を水先案内に、フツーの奥さん(深津)とともに、未練や怨念をかかえたホラー的死人が普段どのように「この世」と「あの世」の間をさまよっているかのを、非ホラー的イイ話し風味で覗き見する物語。だから、フツーの感慨しか湧かない。 [review][投票(3)]
★32つ目の窓(2014/日)喜怒の意志表示のように表情を変える大海の波模様。うねり連なる山脈群は地表の胎動の痕跡のようだ。そんな圧倒的な存在と人間の業を結ぶ、滴りおちる山羊の鮮血や磯に揺れる溺死者の背中。画に力が入るわりには、何故か少年と少女が「生死の摂理」と融合しない。 [review][投票(1)]
★4マイ・バック・ページ(2011/日)今、日本映画界にあって「横柄さ」を演じて右に出る者のいない三浦友和。彼が体現した社会部部長が依拠する権威と権力こそが、当時の若者が漠然と嫌悪し本能的に抗ったものの正体である。何故なら、旧弊に守られその座を占めた男は決して泣かないものだから。 [review][投票(7)]