★4 | ニンフォマニアである女の過去が明らかになる過程が興味深く、のめり込んで観た。メキシコとの国境近くでの雰囲気も大変に良かった。 [review] (青山実花) | [投票(1)] |
★3 | 場所と時制が錯綜し多くのエピソードが並立配置される前半。圧倒的な風景描写の中、過去は神話性を現在は絶望の深淵を垣間見せる。ベルイマン絶頂期をも想起させる性的アプローチだったが、物語の帰結が見えるにつれ哀しいまでに急速に世界は矮小化した。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | あいかわらず「脱がせられ女優」のシャリーズ・セロンだが、女優として、しっかりと「演技派」の部類に属す事ができているんじゃないでしょうか?きっといつか「脱がなくてもいい」と認識される時代がくるはず。がんばれセロン! [review] (プロキオン14) | [投票] |
★4 | ギジェルモ・アリアガは初長篇監督作でもこれまで手掛けた脚本作と同じく物語に複数の時系列を設定する。馬鹿のひとつ覚えかと悪態でもつきたくなるが、異なる時系列への移行に際してもカット繋ぎに徹する潔さには好感が持てる(だから、そもそも序盤では時系列が複数であるのかどうかも判断できない)。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★3 | なかなか全貌を結ばない時制パズルと、シャーリーズ・セロンのイライラ顔やキム・ベイシンガーの困惑顔が相まって心地よい苛立ちが持続する。何事にも悲観的な私は、鞘に納まったようでいて、人間そうは一筋縄ではいかない「続き」を勝手に想像してしまう。 (ぽんしゅう) | [投票] |