★5 | 私小説的映画として前半に絡ませた猫使いの鮮やかさ。だが後半は内省的になり、プロットは悉く絶望を弥増させるに周到だ。グッドマン遺棄後の元カノの街の夜景。エイブラハム面談後の男の鉄拳。本当にもう行き場のない奴は死ぬ前にああやって笑うよ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | コーエンの映画は気になっていつも見ているけれど、今回はいやにオーソドックスだね。まず映像が今までになくやけにきれい。冒頭部で驚かされる。
[review] (セント) | [投票] |
★4 | 「古くて新しい歌」の呪縛から抜け出せない、保守派というよりは郷愁派の、この「金の臭いのしない」歌うたいにとって、60年代という時代は「終幕の時」だったのだ。自分ではドン詰まりに気づいていない男の滑稽は、時代に置き去りされる者の寂寥の裏返しでもある。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | 実は村上春樹原作って言われたら、俺は信じたと思う。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | 何をやっても上手くいかない。全て全部裏目に出てしまう。そんな人生のルーティーンのような世界観はコーエン兄弟に表現させたら外さないだろう。全体を通して重く鬱々たる空気感が歌と絶妙にマッチして、哀愁が漂う。 (deenity) | [投票] |