★5 | 飯田蝶子が吉川満子に「あんたもう、とうに好きになっちゃってるのよ、あの子」と指摘され、青木放屁坊やに対する愛情を自覚する場面。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★4 | 一人暮らしの初老の女が、父を失うかもしれない子供の名を尋ねることなく最後まで「坊や」と呼び続ける意識せざる諦観。飯田蝶子の丸まった背中に過去に受けたであろう悲しみが滲む。それは戦争で子供をなくした女の傷ではないのか、と想像してしまった。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 小津の原型があらゆるショットで見えている。話の展開も、和製チャップリンだ。人間の情愛をたっぷり描いて、ラストに感動をギリギリまで持ってくるその脚本、演出はサスガ。これほど素晴らしい映画だとも思わなかった。傑作です。 (セント) | [投票] |
★5 | お母やん坊やが茅ヶ崎の海岸と路地を巡るシーンを筆頭に全画面、壮絶なまでに映画的。吉川満子との会話、着膨れした坊やの造形なども神懸っており、これが戦後日本が生んだ最初で最高の芸術的創作物であることを俺は信じて疑わない。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | 戦後の一作目にこれを撮る。シンガポールでアメリカ映画を見まくった結果が、飯田蝶子と青木放屁の人情喜劇。生き生きとした登場人物たちに、こちらもウキウキしてくる。 (動物園のクマ) | [投票] |
★4 | 小津監督が久々に「長屋」に帰ってきた。吉川満子の「おやかましゅう」という挨拶が耳に残る。茅ヶ崎海岸はあまり当時と変わってないな。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 小津監督の復帰作。既に戦後の小津映画っぽさにあふれている。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 心温まる人情喜劇。周りの監督が反戦映画を撮るのを尻目に、戦後第1作目でこれを撮ったってのは、今みんなこういうのが見たいんだよ、という監督の思いの表れのような気がする。 (くたー) | [投票(2)] |
★3 | 飯田蝶子って上手いなあ。海岸を必死で追いかけてくる坊やの姿には心動かされました。あまりウェットになりすぎないラストも良い。 (緑雨) | [投票(1)] |
★4 | 小津唯一の終末SF映画 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |