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スリー・ビルボード(2017/米=英)ファンのコメント

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海よりもまだ深く(2016/日)************

★4母息子とか嫁姑といった家族間の感情の機微や軋轢を細緻リアリズムを折に触れ挿入し描くという点に於いて最早名人芸の域に達している。ただ名人芸すぎて観る側のハードルも上がっちまうのだ。本当の痛さや本当の苦しさ未満の世界に安寧に耽溺してるのは危険。 (けにろん)[投票(6)]
★5どこにでもいそうな市井の男である。ちょっと才能があったが、うだつの上がらない作家崩れである。家庭を壊してしまったというのはすべて自分の成せる業である。今は別れた家族との月一の逢瀬が唯一の楽しみである。 [review] (セント)[投票(5)]
★3過去に執着し、未来に嫉妬する、ちゃんと勝負できない男。そんな駄目男の居場所のなさを、団地の狭い部屋や事務所のソファ、アパートの自室で居心地悪そうに大きな図体を持て余す阿部寛が体現している。今回の良多は見てくれが可笑しくも哀しく実に映画的。 [review] (ぽんしゅう)[投票(8)]
★5昭和チックな暮らしを送る母は何かを諦めてきた。昭和の男と暮らしてきた元妻はその男を諦めざるを得なかった。男は過去にひきずられ、何も諦めきれないできた。三人を軸に、それぞれの哀しみや密かな葛藤を、うまいセリフと「小道具」で魅せる今回の是枝裕和作には「参りました」と言わざるを得ない。 [review] (jollyjoker)[投票(4)]
★4色々とちくちく刺さって痛いなあ。 [review] (K-Flex)[投票(1)]
★4是枝監督はまだまだ若くしてリアリズムの追求に関しては盤石の域に達したと感じた。そこにどのようなメッセージを落とし込むか、今後も期待していいだろう。 [review] (deenity)[投票(1)]
★4確かにプリプロダクションにおける設計もよく出来ていたのだろうと思わせるが、それ以上に画面でよく見せる。例えば、閉所に図体の大きい男を投入するというアイデアなんかも、ま云ってみれば、ありきたりだと思うのだが、 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★4人生は複雑であり、単純だ。同じ茶の間で、ベートーベンもテレサ・テンも聴けてしまうのだ。ただそこに居て、動いて喋るだけで、そのすべてを飲み込んでしまう。樹木希林は人間国宝。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★5どうしようもないダメな男だなあと思いながらも、「まあ、何かの役には立っているか」とつい受け入れてしまう。そういう人生の優しさをしみじみと描いた良質な映画。『歩いても 歩いても』の続編というか姉妹編というくらい雰囲気はよく似ている。 [review] (シーチキン)[投票(4)]
★3地味な映画は好みなのだが、ここまで抑えると昔の老大家のエッセイとしか思えない私小説に似ている。話はこれからだし、演出も給水塔に登るぐらいしてもいいのではなかろうか。 [review] (寒山拾得)[投票(4)]