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ほとりの朔子(2013/日=米)ファンのコメント

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家族の灯り(2012/仏)************

★5真面目なドライヤーブレッソンを装いつつ舌を出すオリヴェイラ。凪の水面の湖底では悪意と洒落っ気が絶妙に混在する。老妻の偏狭を撃ち、善人ぶった老父の妄執を叩きのめす呵責の無さは怖いもの知らず。銅版画のようなベルタの撮影も絶品。 (けにろん)[投票(3)]
★4冒頭のこの世とは思えぬ波止場の夢幻に圧倒される。罪なき小心者の嘘の積み重ねが罪の大層となり、空疎な重みに耐えかねて瓦解する皮肉。その哀れな者たちに初めて外光が射したとき時間が止まる。レナート・ベルタが再現するオリベイラの意地悪き冷徹な視線。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4オリヴェイラにしては長い上映時間。(とは言っても90分だが)彼の最近の映画は悪(意)が薄れて来ている、と思う(これはハネケもまた同じ)。人間、年を重ねると人生が透いて見えて来るのだろうか、、。 [review] (セント)[投票(1)]
★4義父物の様式によって充足される老人の性欲が、状況を空転させ戯画化しようとする静物の働きによって相対化される。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★3総数225ショットのうち屋外ショットは10程度の、ほぼ完全な室内劇。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]