[コメント] ゴジラＶＳデストロイア(1995/日)
例の事故を受けて、改めて考える。確かにこの映画、科学的に見れば間違いは多いだろうが、核エネルギーに対する不安と疑問を提示した作品だとすれば、その意図は間違ってないのだ、と。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それこそ、冷凍兵器満載のスーパーＸ３が現実に必要だと思ってしまうような状況では、この映画で描かれていることを馬鹿には出来なくなった。あの真っ赤に輝くゴジラは、我々の不安の象徴だ。それと対峙するのが、ゴジラを抹殺した水爆以上の兵器によって産まれた怪獣というのも皮肉である。そうか、ゴジラの死を飾る相手としては何ら間違ってなかったのか。
理屈で観てはならない。これは今我々が直面している不安と恐怖そのものだ。科学的には嘘でも、大体みんなこう思ってるに違いないのだから。
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