唄は良いんですよね、唄は。最後の、「どっちが本当の娘なんだ！？」とうろたえる父親という皮肉めいたオチも好きですね。ＯＰだけ観ると、このペースで言ったらどれだけ面白い映画になるかと期待したのですが、よかったのはそこだけ。後は普通の歌謡映画（ミュージカルではない）と変わらなくなってしまった。

　それにしても大木実で明智小五郎……あ、『江戸川乱歩全集　恐怖奇形人間』と同じじゃないか。