ファンがファンだけをターゲットに作った自己満足映画かもしれないけど、ストーリーはあってなきがごとしかもしれないけど、これまでの焼き直しのシーンばかりかもしれないけど、愉しい！嬉しい！それでいい！

ま、やることやっちゃったので次作が超駄作になる可能性も大、な気はするけど今はとても満足しているよ。

＜ちょっと思いついたことを追記＞

・マッドマックスとの精神的類似性：登場人物が物語をテキパキ進めるところとか、女性がきちんと自立して働いてるところとか、過去作への愛あるオマージュに溢れてるところとか。 「That's my jacket」とか、ミレニアム・ファルコンの出発手順が燃料系でいじられてる（隠された出発シークエンス）とかも。影響されてる可能性あり？

・密輸船からミレニアム・ファルコンが飛び出すときにフィンが取り出して『なんだこりゃ』って顔してポイッと捨てるボールはエピソード4でルークがファルコン号の中でフォースの訓練をするのに使ってたレーザーが出るボールかな？

・スターキラーから逃げ出す時にはレイは当然ミレニアム・ファルコンの左側座席、ソロの席に座ってるはずなんだけど、あえてそこは見せずに最後にレジスタンスの基地を出発するところまでとっておくのとか、とても巧い。世代交代を象徴するシーンによるカタルシスは最後にどうぞ。

・ジャグーで吹っ飛ばされたフィンに駆け寄ったレイが「大丈夫か？」と聞かれて『お前は何を言ってるんだ』という顔をするところが大好き。その前の「手を離してよ。一人で走れるわ」に呼応。21世紀へようこそ。

・スターキラーでレンと戦うレイがライトセイバーを手に初めて構えをとるシーンは大向こうから「よっ！雛菊屋！」って声を掛けたくなる。

・ジャグーで墜落したTIEファイターに群がるスカベンジャーの皆さんもすき。