[コメント] 狐と兎(1973/露)
泣きながらにんじんを食べる顔がもう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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カラスが春を告げているのが微笑ましい。オチに「李さん一家」に似たものを感じる、と同時に、この作品はノスタルジアの表現なのだと感じる。そう思うと、苦しい。
この終盤に出てくる、二次元と三次元の自在な変化こそがノルシュテインの技術的な真骨頂であると思う。『霧につつまれたハリネズミ』でも二次元横スクロールだと思っていたら、突然奥に行って枝を持ってきたり、主観ショットになったり。この『狐と兎』の平地の出現も素晴らしい。
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