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[コメント] 猟奇的な彼女(2001/韓国)

「コレは恋ですか?」儒教の国の少年サンデー的ラブコメ<あぁ、オゾマシイ・・・・
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こんな映画が日本で受けるなんて事実にまずビックリ。 つまり、やはり、日本も(歴史的にしみついた?)儒教の影響が強いという事なのでしょうか?男も女も。

独立した一個の人間対人間の、お互いの全存在を掛けた、全身全霊をぶつけ合う相克の魂のドラマを見たいのに(<特に恋愛映画においては)、出された物は腰砕け気味、「女は男の手のひらで踊らせて可愛がってあげるものよ、ふっふっふ」な感じの戦前型家長制度の香りプンプンの男根主義映画だったので、見ていてウンザリしてしまった。

欽ドン「わるお」(西山某)似の主人公のルックスもサイテー。 「女の馬鹿なワガママを聞いてあげるオレって優しい?」というおしつけがましい印象が最後までぬぐえなかった。

この映画のラストは、お見合いで結婚した彼女の新婚家庭に、彼が犬として飼われる(それも寝室の新婚ダブルベッドの足下に犬小屋&鎖付きで)・・・というM男最高の夢の実現だったら面白かったのに。

「日本以上に男社会なんだろうなあ」(たったコレだけの内容で、恩着せがましく主人公が「オレってばなんて優しい」と何度も大声で言っているような気がしたので)という、かの国の実情だけはよく伺えたドラマだった。

彼女ともう、お別れ・・・と分かったときの彼のほっとした顔の表情は、もし、彼女に見られていたら殺されてたよ、アンタ・・・

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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