が、時々唐突に現れるコマーシャルみたいな映像と繰り返し演出（ポストに走って近寄る映像三連発）に激しく興ざめする。 「もうちょっと抑え気味にしてくれたら☆が4つだったのになあ」と残念に思う。

それと、まあ、コレは偏見だろうが「それって恋じゃないじゃない！？」と思わず言いたくなる彼の国の恋物語にしてはギリギリ許せる純愛ブリであった（が、それも最後の「キミはこの話し、信じられるかな？」の一言で、「やっぱりストーカー系押し付け純愛か！？」とちょっとヒイテしまったが）

もう少し、無駄なエピソードを省いてしんみりとしっとりとしたトーンで統一されていれば、「心に残る一本」になったと思う映画だった。 手紙でしか会話したことのない、顔も駅で見かけるだけの彼女の為に、自分を捧げる若い建築家。 現在の自分を犠牲にしてまで、パラレルワールドでの彼の恋を成就させようとする女性。 なんかウラヤマシイ設定である。

が、しかし、「イチバンウラヤマシイ設定」なのは、新築祝いにバング＆オルフセンのオーディオ一式をプレゼントしてくれるような親戚の存在である！と、思わず力説。