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[コメント] アート・オブ・ウォー(2000/カナダ=米)

9.11以前のアメリカはまだ考える頭がなんとなく残っていた・・・という事実を伝える映画(なのか?) 時々ハッとさせられる斬新なアクション表現に目を見張る。特に→
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







廊下に寝っころがってパンパンお互い撃ち合うのにはタマゲタ。 「マトリックス」より気が利いた弾道表現。ナイフで鼻にコカインを運ぶトラックの運ちゃん。「お前はニンジャかよ!?」というツッコミも楽しい「変わり身の術」等々。

ある意味、「リベリオン」と通じる空気を感じる。 少ない予算で一生懸命アイデアをひねり出して、なんとか面白い表現を探してみました!という感じ。

ウェズリー・スナイプスはなんか「マッチョな怖い顔のオッサン」という印象しかなかったが、この作品を観るとどうしてどうして。

妙に繊細で中性っぽい色気のようなものが滲んで滴ってますね。 雨の中でヒッソリと涙を流す表現にもちょっとシビレタ。

(評価:★4)

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