[コメント] 学校の怪談4(1999/日)
夏に相応しい一品。親子でドウゾ!と薦めるだけではあまりにもモッタイナイ佳作。
「えーっと。小学校も高学年になったら、『マタンゴ』を見て、トラウマの一つも作らなきゃね」と、ワシは娘(小五)言った(昨日ビデオ屋にて) 「暑い夏、小学生の夏休みの想い出に相応しいトラウマだわ!」ひとり張り切るワシ。
ところが、『マタンゴ』があいにく置いてない店であった。
「しょうがないなー。じゃあこの『学校の怪談4』で今日の所は勘弁しといたるわあ」娘その間中、フルフルと頭を左右に振り続けていた。
夜、寝る前に部屋を暗くして娘二人にしがみつかれながら、鑑賞。 ところが。コレが怖い怖い(^^;
怖いツボがちゃんと押されている。オトナの鑑賞にも勿論堪えられる。
まず、映画としての骨子がシッカリしている。映画のコンセプトが明快で、「ピンの映画」として十分に足腰が強いのだ。
「うわ、隠された日本映画の名作だあ」と感心しつつ鑑賞。
子供も、「ごわいよぉ〜〜、おがあぢゃん〜〜〜」と半泣きで見ていたが、物語が進むに連れて無言になってしまう。 その世界観に引き込まれて、思わず死者達に心を寄せてしまうのだ。
最後は思わず、親子で感動の涙に泣き濡れた。
「アタシ、ホラー映画で感動して泣くとは思わなかったよ」と娘が言った。 ワシもボーダの涙で頬を濡らしながら、「ホントだー」と言った。
夏休みの「良い想い出」にナッチャッタよ。
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