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[コメント] がんばっていきまっしょい(1998/日)

自分の力で輝こうとする少女たちの未来に幸よ、アレ!
ボイス母

主人公がワシと同じ年の設定。 1976〜1977年の、地方の進学校の雰囲気が実に良く再現されていて、それだけで引き込まれる。 割と自由な校風。校則もないワリにはぐれてもイナイお行儀のイイ生徒たち(つまり、ソレは「自分たちは進学校の生徒である」という強烈なエリート意識によって支えられた部分でもあるが)

でも、とりあえず「進学」以外の目標が無くて、少し上の世代の「団塊の世代」の後の時代を過ごすこの身は「しらけ世代」と呼ばれる始末。

そんな時代の空気間を残しながらも、自分の力で輝こうとする少女たちの姿を、優しく共感を持って描いてあるトコロに感動する。

彼女たちのその後の人生がトテモ気になるところだが、あの部活の記憶がある限り、彼女たちのココロには「お守り」があるのだから、きっとそれぞれがシアワセにそれぞれの人生を送っているのだろう。力一杯。

監督は「全ては過ぎ去った事」として語るが、ワシ自身の中では自分のこととして受け取ることが出来る部分があるので、物語は、終わらない。 彼女たちを本当の自分の同級生のように、懐かしく、思い出す。

(評価:★4)

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