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[コメント] 天国と地獄(1963/日)

ギラギラした日本の夏。変装上手な刑事さんたち。まるで→
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「俳優さん」みたい(←自分で口に出してみて、爆)

しかも、ラストの犯人の犯行動機の告白に至っては、「ココロのベクトルが憎しみへと向かったストーカーそのもの」で、あまりのおかしさに転げ回って爆笑。 山崎努の大仰で奇天烈な演技に感動して、思わず5点つけそうになる。

なんでワザワザ三船敏郎を呼びつけてこんな事を言ったのだろう?「自分の死を相手へのココロに傷として残してヤリタイ」という気持ちからか? せめてもの「復讐」か?

ソレにしては冷静な様でいてあまりにも稚拙。とてもインターンであるとは思えない子供っぽさ。 こんな事をしちゃったら、「頭がおかしいのだね、カワイソウに・・・」で同情されてオシマイな気もする。 ソレは本人が「一番望んでいない姿」なのではナイかしら?

それとも、「医大生にもこんなガキみたいなのがいるんだ!要注意!!」と世間に知らしめるタメの映画だったのか? それとも、「社会の底辺には、怒りと憎しみをこめて全然見知らぬ相手を憎悪の眼差しで見ているヒトもいるのだ」「でもコレは彼が悪いのではない。ダレも悪くないのだ。社会が悪いのだ」という警鐘作品か?

時代のルサンチマン?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (8 人)neo_logic[*] てれぐのしす 3WA.C[*] 鵜 白 舞[*] はしぼそがらす[*] 若尾好き[*] ぱーこ[*] ina

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