[コメント] 妖怪大戦争(2005/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ほら、なんたって、ゴールドべり(川の娘)も出ているし。 アンドゥリルも半「つらぬき丸」みたいなカタチで登場だー! 鍛え直すのは半エルフ半ホビットとも言える、日本名物「妖怪」だし! 嬉しくてワクワクしてしまう。 上映時間を見て、「こんなに長くて子供たちがもつだろうか?」と当初不安になったが、それは全くの杞憂であった。
話しが残酷な方、シリアスな方へ流れようとすると笑いでスルリとかわしてくれる。 この辺り、「お笑い芸人の起用」というのは巧い手である。 近藤正臣も楽しそうに演じていて結構結構。
それでも川姫の「復讐は人間のする事。私たち妖怪は人を助け、愛するもの」というセリフは心に沁みた。 思わず母ちゃん、涙目(ワシ)
魔人加藤も良いオチのつけ方であった。 アズキはね、魔を払う力があるんだよ。ましてやカゴの中に入っていたものなら尚更(しかも小豆洗いの御手からそれたアズキだなんて、なんて霊験あらたかな!!)
ただ唯一、妖怪バスからいかにしてタダシ少年が下りたのか?が気になってしようがなかったので☆-1。
時間も気持ちがイイくらいにサクサク進み、何度も親子で笑って泣いて感動した。 親子で夏休みに見るべき映画である。 最後の大翁のメッセージも心に沁みる。 ニューギニアで半腕を失いながら、地獄の戦火をくぐり抜け、現地の部族にかくまわれて夢のような日々を過ごしながら戦争を生き延びた、大翁ならではの重みの有るセリフである。 終戦記念日に毎年テレビで放映して欲しい名作(「蛍の墓」の代わりにね!)
娯楽の顔してちゃーんとメッセージを伝えてくれている。
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