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[コメント] 十二人の怒れる男(1957/米)

 ここまでコメントがあると、新しいコト言うのムズカしいな(苦笑) 偏見まみれの凡人だとヘンリー・フォンダに共感するのもこれまたムズカしい。でも……
あまでうす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 最後の一人(ちょっとシルベスター・スタローンに似てる彼)が、つっぷして叫ぶ「無罪だ!」で、この映画のテーマがやっと胸に染みますね。  誰だって、ああやって泣いて、はじめて自分の偏見に気づくんでしょう。  あのシーンがあったから、スピルバーグの『A.I.』や『マイノリティ・リポート』のような不快感はなかった。  メッセージはアタマではなくココロに伝えるモノ。どうもアタマでっかちになってる今の”クリエイター”諸氏に見せてあげたいですな。

(評価:★5)

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