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[コメント] 無法松の一生(1958/日)

1958年版がベネチア金獅子賞ならば、1943年版に対して地上において授与できる賞はないのかもしれない。

松が竹を割ったような男だという動きのあるシーンを除いて、ほとんどの場面で1943年版の方が優れているように感じる。

説明過多なシナリオ、場面展開や設定を考えていないカメラ、そして比較対象が悪過ぎるかな?俳優陣。

1958年版も悪くはないのだが、比較すると1943年版に如何に魔法がかかっているのかが良くわかってしまう、そんな作品であります。

園井恵子の死が杉村春子に覚悟させた一生を少々想像するだけでも、1943年版には背筋が凍ります。伝説を超えた作品です、ってそれは1943年版にコメントしろ、って話しですよね。(笑)

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)甘崎庵[*] べーたん ボイス母[*]

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