６人からはまったく悲壮感が感じられず、アフレックは使命感も決意も伝えない。そしてアメリカ本国の連中は誰が誰やらさっぱり分からず、団結もプロ魂も特に見せてはくれなかった。

描き込みが決定的に足りず、完全に映画が実話に負けている。

最後アフレックが家族のもとに戻った時、とてつもない仕事を終えた安堵感が一気に溢れ出して、観ているこっちも感情移入して目頭が熱くなる…という体験がしたかったが、そうはならなかった。