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★3嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010/日)「浮く」…ということは、この映画の主題なんだと言ってもいいんだろう(恐らくは)。言葉が、体が、心が、あるいは“物語り”そのものが宙に「浮く」。その浮遊感から着地して、歩いていけるその為には、「君」が〈!〉必要。たとえそれもまた「嘘」に過ぎなくても、何度でも、何度でも。 [review][投票(3)]
★4接吻 Seppun(2006/日)会話劇だが、そこで交わされているのは本質的には対話とは言い難い。主なる登場人物達の言葉は結局、一方通行で相手を変容させることが出来ない。独話が交錯するだけの物語であり映画。だがその不穏な各人の孤絶には、何かしらひきつけられる真実がある。[投票(3)]
★4アウトレイジ(2010/日)ほぼ例外なく殺った奴は殺られるという北野武的ゲームの規則(鉄則)。そしてゲームはいつも50対50で終る。でなければゲームが存続し続けることが出来ないからだ。「命には平等に価値がない」とでも嘯くような、暴力映画に於けるある意味でのネガ民主制。[投票(3)]
★4機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)モラトリアムとしての「その後」。 [review][投票(3)]
★3戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪)「アウシュヴィッツの後に詩を書くことは野蛮である。」 [review][投票(3)]
★3ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009/日)松たか子も勿論いい(心を感じる)けど、自分には浅野忠信が面白い。いや、映画の中のこの人はいつも面白いんだけどね。何がどう面白いのかは曰く言い難い。でも面白い。セリフを喋っていても、天然の道化の如き愛嬌をふりまく。可愛い男がそこにいた。[投票(3)]
★4プレイタイム(1967/仏)ムッシュ・ユロをさがせ! [review][投票(3)]
★4キューポラのある街(1962/日)吉永小百合が愛らしい。それだけで物語への回路が開かれる。 [review][投票(3)]
★3バベル(2006/仏=米=メキシコ)菊地凛子の「露出」。それは(恐らくは図らずもだが)“弱さ”の端的な露出なのであって、それによって自分自身を「××××」呼ばわりする自意識の哀しさもまた露出してしまうことになる。 [review][投票(3)]
★2チーム・バチスタの栄光(2008/日)そのオチは…。 [review][投票(3)]
★3リンダ リンダ リンダ(2005/日)時間が過ぎ去っていくということを現在形で感じるということ=青春。「そして誰もいなくなった」。 [review][投票(3)]
★3雨あがる(1999/日)まさに小品。 [review][投票(3)]
★3夜になるまえに(2000/米)予告編は本編よりも簡潔詩的(だったかもしれない)。☆☆☆ [review][投票(3)]
★3KT(2002/日=韓国)気分は(ちょっと)『仁義なき戦い』。〔3.5〕[投票(3)]
★2ソフィーの世界(1999/ノルウェー)哲学はファンタジーか? [review][投票(3)]
★3ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001/日)“日本”怪獣映画。怪獣バトル・ロワイアルの美学(スノビズム)。だがそこにはロジックが無い。痛みが無い。大人がいない。この映画で世界が恐怖することはない。[投票(3)]
★5ミツバチのささやき(1972/スペイン)うつろいゆく光、地平に立ち、動く子供。昼の世界。またたく光、ささやく声。夜の世界。遠くから聴こえてくる音。魂は、暗闇から、無からうまれる。[投票(3)]
★2サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2001/日)優しさで怪物を受容せよ? 甘い。どこまでもイノセントな“泣かせ”。真実を知ることが出来ず、死ぬまで保護監禁されるしかない「子供」。[投票(3)]
★3ホーホケキョ・となりの山田くん(1999/日)なれ〜るかな か〜っこよく おかねも〜ちに〜♪ [review][投票(3)]
★3ミリオンダラー・ホテル(2000/独=米)「トムトムじゃない、トムだ」。ミラ・ジョヴォヴィッチが結構好い。霞んだアメリカの空、でもその霞み具合が好い。 [review][投票(3)]