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★3耳をすませば(1995/日)アナログな生活の手触りは大切だ。 [review][投票(6)]
★3みんな〜やってるか!(1994/日)これが遺作になってたら、それはそれで凄い(笑)。[投票(6)]
★3シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)何と何がどうなっても構わないのだが、半魚人の彼と唖者の彼女が「愛し合う」ことになる決定的な場面・挿話に欠けている。怪物と人間が男と女の関係になるのに、想定されるイメージを画面の中の実存が内から突き貫き物語を転回させるような瞬間がなければ、人物の相克に真実は見出せない。その意味で迫害者のキャラクタリゼーションのほうが豊か。〔3.5〕[投票(5)]
★3未知との遭遇(1977/米)リチャード・ドレイファスのキャラやその家庭のヒステリックな描写には共感抱き難く居心地悪い。本来秀逸なアイデアとも思われる「山」の啓示はまさに山という形の凡庸がどうしようもない。だがそれでも(それだから?)未知の存在の不気味さは未だに残響している。光が怖い、と描写するのは、未だにこの映画と『ポルターガイスト』くらいしかないのではないか。[投票(5)]
★3(500)日のサマー(2009/米)その映画のラストシーンと彼女の涙。 [review][投票(5)]
★3ビヨンド・ザ・マット(1999/米)愛とは労働であり、彼らにとっての労働とは、すなわちマット上で血みどろになるまで殴り合うことなのだ。愛溢れるドキュメンタリー映画。『フリークス』達の『』。これが人生だ!! 分かってんのか!! [review][投票(5)]
★3初恋のきた道(2000/中国)目と目で通じ合う〜♪っていうか、通じ合いすぎ。☆1つの人の気持ちも分からなくはない。[投票(5)]
★3ロゼッタ(1999/仏=ベルギー)ロゼッタには居場所が無い。あの眼差し。〔3.5〕 [review][投票(5)]
★3キングダム(2019/日)漫画的な漫画原作映画を今更慨嘆しても仕方ないとしても、やはり漫画的は映画的ではない。長澤吉沢がキャラ立ちするのは相対的に心理的演技が抑制されているからで、説明台詞と表情演技の学園内ヤンキー派閥闘争的な相対の構図の中には、言いたいことを言わず言えず、しかしそれゆえに行動で自己を証明しようとする、せざるをえない大人がいない。「ユメ」の一言で相克が背負えるのなら、人間は人間を殺しはしない。[投票(4)]
★3半世界(2019/日)あの些か時代がかった“番長”の少年が、ごく微妙に立居振舞にかもしだす「世界」と「世間」の軋轢の片鱗。それは日常の其処此処に潜在的に遍在していて、むしろ「世界」と「世間」の接点でさえある。物語としては唐突に、しかし映画としてはむしろ然もあろうという仕方で訪れる“出来事”、そして天気雨。つまり何かがズレている。しかしズレているその間隙にこそ人生の断面=物語は束の間露呈し、映画もまた映画になる。〔3.5〕[投票(4)]
★3レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン)「その他大勢」の映画。レニングラード・カウボーイズの集団としてのシルエットは、とりあえずそのルックの統一と無表情演技にあるとは言えるが、それはけっして貫徹されず、その雑駁な集合が牽引にゾロつきながら歩きまわる様は、映画の中に主体なき主役としての「その他大勢」という奇態な実存を生み出すことになる。その奇態な実存あってこそ、サウスアメリカ裏街道という背景との微妙な距離感も生きる。[投票(4)]
★3ダンケルク(2017/英=米=仏)機体や船体に固定された画面の中で水平線=水平軸が動転するが、それは世界の中の視点ならぬ視点の中の世界という閉塞をこそ帰結する。科白の抑制とCGの排除が現実の現実感を画面にもたらすにせよ、決定的に「物を語る」ところの画面はついぞあらわれえず。ラストのランディング、懸命に手動する動作こそは、かろうじて「人間」の、「物語」の動作。かけがえのない「映画」の動作。[投票(4)]
★3シン・ゴジラ(2016/日)ゴジラ映画としては☆5つ、映画としては☆3つ。アニメキャラの如く、画面の中に実存することのない空疎な人物達は、見る者の思い入れ次第で軽重を変じる。ゴジラそのものはと言えば、オリジナルを発展させたCGトレースが正統の系譜を継承し得た(ように思える)。何も思い入れのない(筈の)子どもらがどう見たのかは、知りたい気がする。[投票(4)]
★3ゼロ・グラビティ(2013/米)中空を肌着で漂うサンドラ・ブロックを見て、『エイリアン』のシガニー・ウィーバーを思い出す。生きている、生きている、生きている、宇宙船という胎の中で、生きている。肌身をさらして、(肉体の)起伏を見せて、それではじめて辛うじて映画が成立する。寓意としての魂=露呈性。[投票(4)]
★3アバター(2009/米)技術によってコーティングされ再演された「人間」の物語。それが未知との遭遇でないことだけは、確かなこと。 [review][投票(4)]
★3空気人形(2009/日)敢えて言えば、今更、なんだ。みんながみんな「空っぽ」だ、なんて。でもほんとうのほんとうにそうなのか? その先の物語は語られないのか? この一見美しい寓話に仕立てあげられた自己完結した物語に感じるのは、そういう欲求不満だった。しかしペ・ドゥナさんのダッチワイフぶりには参った。〔3.5〕 [review][投票(4)]
★3私は貝になりたい(1959/日)「戦争の被害者」としての日本人。責任者の不在、曖昧。 [review][投票(4)]
★3学校II(1996/日)黄色い… [review][投票(4)]
★3イマジン ジョン・レノン(1988/米)「僕の歌詞が誰かの人生に似ていても、それは仕方の無いことなんだ。」/「腹は(すいてるか)?」 [review][投票(4)]
★3彼女を見ればわかること(2000/米)女の人(シングル)はいくつになってもみんな恋を(シンデレラになることを)待ち焦がれてるってことですか。まあ、独りでいたら結局それしかないかもしれないけど。物語を導く異形の者達。女の人の為の童話集。[投票(4)]