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[コメント] 宇宙戦艦ヤマト(1977/日)

今にして思えば,このヤマト第1作は,「人類滅亡まで1年」という長い期間のタイムリミットを設定されたパニック映画の見事なバリエーションだと思う。付記:ヤマトの歴代艦長について
ワトニイ

しかし,「ヤマト」と言えば,やはり圧倒的にテレビシリーズ。はっきり言って,『機動戦士ガンダム』と同じように,あれだけ長い物語をこれだけの時間にまとめるのはかなりつらい。

それにテレビシリーズでは,毎回ラストに流れる「人類滅亡の日まであと○○日」というナレーションとテロップがえもいわれぬ焦燥感を醸し出していたが,映画ではこれがないので悲壮感ももう一つ出ていなかった。

とはいえ,ヤマトとガンダムは少年時代の良き思い出のひとつ。評価は映画そのものというより,テレビシリーズも含めたヤマトの存在に。

ヤマトの歴代艦長について

ヤマトの歴代艦長は沖田,土方,山南と新撰組の有名な隊士と同姓です(ただし,古代進も艦長代理になり,最後には艦長にもなったと思いますが,これだけは例外)。これは,たしか原作者の松本零士氏がヤマトシリーズの企画に関わった際,新撰組に思い入れがあった(or新撰組の映画に凝っていた)からと記憶しています。偶然にしても,ヤマトの乗組員たちの無骨ながら一途で真剣な生き方は,新撰組隊士と相通じるものがあると思います。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)Orpheus 水那岐[*]

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