この作品，マジでコメディだと思う(爆)。

まず，バットマンのマスク。どう見たってペラペラの紙だ（制作年代を考えれば，仕方ないのだろうが…）。

また，バットモービル，バットコプターなど乗り物などに何でも「バット」をつけるセンスも笑える（原作もそうなのかも？）。おまけにバットラダーなる縄ばしごがあったりするが，そこまで「バット」を付ける意味ないんじゃあ？

そして何よりも，この作品のバットマンは，格好いい紳士然としているわりに何とも間が抜けている。冒頭のサメに足をかじられるシーンをはじめ，爆弾を抱えて右往左往したり，ナゾラーの打ったミサイルのまぐれ当たりでヘリコプターをあっさりやられた上，気泡入りゴムの展示場の上に墜落して奇跡的に助かったり，さらに乗り物を失って国連ビルまで走って駆けつけたり…。

もう一つの見どころは，バットマンの迷推理。ナゾラーが出す謎々をことごとく解き明かすバットマンだが，どう見てもものすごいこじつけ(-_-;)。

こんな風に，この作品のバットマン，今の時代から見たら笑っちゃうようなことばっかりな上に，冷静に見るとそんなに活躍もしてない。むしろ，ロビンの方が頑張っているのでは？