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[コメント] デブラ・ウィンガーを探して(2002/米)

まともじゃ女優はつとまらんということか?
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







とりあえず分かったことはロザンナ・アークェットはまともで賢い女性であるということだ。そして彼女は「仕事と家庭の両立は可能か?」という命題を求めたはずだ。否、正確には「両立したい!」という答えを求めていたはずだ。 ところが映画は思わぬ方向に転がっていく。

両立を諦めた人間の話の方が中身が濃いのだ。

私が興味深く感じたのは、多くの女優達が至極当たり前の(何を今更な)話をしている中で、二人だけ異色の人物がいたことだ。

一人はシャーロット・ランプリング。 結局彼女は何も語らなかったに等しい。彼女はもはやそんな悩みを超越した所に行ってしまったに違いない。

もう一人はエマニュエル・ベアール。 この女はおかしい。絶対頭がおかしいに違いない。少ない出番でもよく分かるぞ。そして、それこそが大女優に必要な条件なのだ(<俺が勝手に決めた)。エマニュエル・ベアール最高!

あ、二人ともハリウッド人じゃなかった。

この映画で一つだけ確実に分かること。 彼女達は「プライドが高い」。

(評価:★3)

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