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[コメント] TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ(2016/日)

新手のSF。輪廻SF。小ネタが面白すぎちゃって、俺には映画の本質が見えていない。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







Charと野村義男とか、マーティーとROLLYとか、「天使のダミ声」憂歌団・木村が地獄で歌ってるとか、地獄研究の第一人者(?)みうらじゅんとか、篠山紀信が実は・・・とか、もうね、面白すぎちゃって。映画を読み解く余裕がなかった。 てか、どんな話だったっけ?

クドカンの傾向として、監督した場合特に顕著なんですが、主人公は精神年齢が中高生男子のままなんです。本作や『中学生円山』はまさにそのまま。だから女性は物語的に“母”として描かれる。『少年メリケンサック』の宮崎あおいタン然り、本作の宮沢りえ然り。てか、森川葵ちゃんが大人になったら宮沢りえになるんだ。

そういや向井秀徳が音楽やってるけど、『少年メリケンサック』もそうだったのね。繰り返される諸行無常!この映画は“地獄”だけど、向井秀徳は椎名林檎の「神様、仏様」って曲でラップやってるよ。なんかそういう仏門感があるのかもね。蘇る性的衝動!

で、物語的“母性”の話に戻るけど、そう考えると「母性回帰」の物語なんじゃないかと(クドカンが意図したかどうかはともかく)。 言い換えれば、「母なる地球」へ戻ろうとする『ゼロ・グラビティ』や『オデッセイ』と同じ。これ、新手のSFですよ。

ただ、人間として生まれ変わるのは奇跡的な確率なんだね。男として本当にそう思うよ。

(16.07.03 ユナイテッド・シネマとしまえんにて鑑賞)

(評価:★4)

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