ソダーバーグって、マット・デイモン大好きだよね。正確にはマット・デイモンをイジるのが好きだよね。『オーシャンズ』シリーズなんか、その典型。ソダーバーグがザキヤマならマット・デイモンはカンニング竹山みたい。

これ、マット・デイモンとかマイケル・ダグラスとかをきちんと認識した上で、ウヒウヒ笑う映画だと思うんですけどね。違う？マイケル・ダグラスがマット・デイモンの乳首弄んでるだけで笑えるもん。 でも俺、ロブ・ロウは気付かなかったんだよね、あの整形外科医。

引退宣言したソダーバーグの最後の作品ということで、本当はテレビ映画だったらしい。 引退作として見れば、ラスト近くにマイケル・ダグラスがマット・デイモンにかける言葉は、ソダーバーグがマット・デイモンに贈る言葉のようにも思える。

しかしナンだね、ソダーバーグは『チェ』辺りを最後に熱意が感じられないよね。 もうここんとこ、“腕”だけで撮ってたような気がする。

(13.11.13 新宿ピカデリーにて鑑賞)