[コメント] 卍(1964/日)
岸田今日子の粘着質な演技はさすがなのだが、「仕様がないよ、岸田今日子なんだから」と言う気がして、いまいち墜ちていった感じがしない。
樋口可南子版を観て「原作の良さが分かっていない」と不満を述べていたのだが、こちらはしっかり関西の有閑階級の醜聞だし、先生に一人語りする形式も原作のママ。
じゃあ何が不満だって言うと、岸田今日子の怪演が最初から怪演が過ぎる点かなぁ。
しかし、映像化されるとあらためて、100年前の日本はずいぶんとハイカラだったんですね。
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