「吉田羊と小松奈菜の母子なんて堪らんなぁ」とかずっと下品な目で見てましたが、もちろんそんなお話ではありません。 クールで大人びててかっこいい、でも本当は感情表現が苦手で気持ちを上手に伝えられない高校生、 そんな役を小松奈菜が自然体で演じています。

そして彼女を取り巻く人達はみんな善人。やさしい恋の寓話ですね。

配役も良かったです。 ポルカの曲に乗って疾走する小松奈菜、 ファミレスの外壁に全力で壁ドンする山本舞香、バク中はしなかったけど清野菜名、 運動部員たちの役を運動できる役者が演じる。そこが大事です。

でも原作の再現率が最も高かったのは濱田マリ演じる久保さんでした。