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[コメント] 博士の愛した数式(2005/日)

こんな授業、ありえな〜い。
さず

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こういう超〜がつくほど素直で、協力的な生徒ばっかのありえない授業風景とか見せられると 鼻白みません?『帝一の國』とか『TOO YOUNG TO DIE!』のような極端な設定は別として 万人が体験している中学とか高校の授業を嘘っぽく描かれると、その他の部分も「どうせ都合よく作ってあるんでしょ」 と疑ってしまいます。

数学者(理系の中でも数学科に進む奴はヘンタイだと勝手に決めてます!)で、どう見ても偏屈で、 一度も友人が家に訪ねてきたことがない(だけども浅丘ルリ子とはデキちゃった)博士が、 急に子どもと野球が大好きな人の良いおじさんに変わってもねぇ、 「ありえな〜い、都合良すぎ〜」としか思えない。

そもそも何が描きたかったんでしょう。 病気の老数学者とシングルマザーの母子との心温まる交流を描くには浅丘ルリ子が強烈すぎるし、 それぞれの持つドロドロした部分を描くにはルート君素直に育ちすぎだし。 あ、ルート君の生徒もみなミニルート君みたいでしたね。 きっとみんな中学校の先生にでもなるんでしょう。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ぱーこ[*] ぽんしゅう[*]

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