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袋のうさぎさんのお気に入りコメント(8/23)

へレディタリー 継承(2018/米)★4 正統派のホラーでグッときた。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]
ファントム・スレッド(2017/米)★4 単純に本作の舞台であるオートクチュールの世界の華やかさ、その絢爛たるスペクタキュラーだけでも見応えがある。特に、最初の顧客の描写、公爵夫人ヘンリエッタの場面で既に圧倒される。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
ラブレス(2017/露=仏=独=ベルギー)★5 これも恐るべき傑作。この厳しい作劇は、キャラクターに対して、と云うよりも、観客に対する厳しさだ。また、カメラの移動と寄り引きが相変わらず見事で一瞬もテンションが弛緩しない。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
ある戦争(2015/デンマーク)★3 携帯電話で家族と会話できる地獄。こんな気違いじみた戦場におかれれば、人はドラマと日常の狭間に立たされる恐怖にきっと我を見失う。一連のベトナム戦争映画に描かれた恐怖は外界に向け開かれていたが、現代にあって使命の正体すら理解できない戦闘は、参加するものをミニマムな異常に突き落とす。即ちTVの画面に手をつっこみ演技者となる危険事態だ。 (水那岐)[投票(1)]
迫り来る嵐(2017/中国)★4 現実に気づかず、あるいは目をそらし迷路に堕ちた男の話だ。開放改革政策が始まり、香港が返還され、庶民の間にも変革の気配が漂い始めた1997年に事件は起き、10年後、青天井に突き進む経済成長の象徴として北京オリンピックが開催された2008年に物語は閉じる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
レット・イット・ビー(1970/英)★4 仕切る気なしのジョン、出しゃばるポール、捻くれるジョージ。終わってしまった人間関係。でも楽器を手にすれば対話が成立していた。音楽はいいものだと思う。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
ストレンジャーズ6(1949/米)★4 この頃がジョン・ヒューストンの全盛期と云っていいのだろう。少々カルトっぽい雰囲気はあるが、魅力あふれるシーンの連続だ。何と云っても、ラスト近くのジェニファー・ジョーンズのマシンガンぶっ放しショット!それまでの全シーンを吹っ飛ばすぐらいの衝撃度だ。こゝに尽きる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
モアナ 南海の歓喜(1980/米)★3 心やすらぐ鳥のさえずり、虫の声、波のざわめき、風にそよぐ葉音。西欧にはない打楽器音とプリミティブな現地語の歌唱(心地よい男性ハーモニー!)が昂揚感をあおる。この映画、学術的な価値は高かったのかもしれないが、確かにサウンドがないとかなり退屈だろう。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
アイズ ワイド シャット(1999/米)★5 やはり、キューブリック。素晴らしく魅力的な映画。彼の遺作に相応しい傑作。 [review] (ゑぎ)[投票(11)]
水の中のつぼみ(2007/仏)★5 妖しくいけない空気を全編に漂わせながらも、清楚に、そして鮮烈に「憧れ」を描いているのではないだろうか。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
寝ても覚めても(2018/日)★2 困った不思議ちゃんがまたひとり [review] (寒山拾得)[投票(3)]
判決、ふたつの希望(2017/レバノン=仏)★4 職業者のプライドと責任、根深い偏見への諦観、ムスリムとしての寛容、難民として悲しみ。突然、激しい怒りの対象となった初老の男(カメル・エル・バシャ)の、そんな戸惑いが入り混じった表情が切ない。理屈ではない怒りはたいてい深い悲しみに由来している。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 まず、画面造型の特徴から思い返していくと、冒頭は、爆竹をからめた高速度撮影のケレン味に目がいってしまうけれど、それ以上にエスカレータでの、東出昌大−麦(ばく)の背中と、唐田えりか−朝子の正面カットの切り返し、特に、唐田の正面、やゝ俯瞰のカットには唸ってしまった。なんと端正かつ力強い繋ぎだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(8)]
世界(2004/中国=日=仏)★5 大海に向う河の流れのように若者は本能的に世界を目指す。そこに生まれた澱み。流れを妨げるものは何なのか。河は巨大過ぎて彼らにはそれが見えない。澱みは肥大し擬似世界の中で若者たちは小さな渦となり空回りし始める。終わりの見えない停滞と寂寥の渦。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
歌うつぐみがおりました(1970/グルジア)★4 次から次へと色んなことが起きる。いい加減な主人公を描いたというより、グルジアの70年現代の社会を描いているように思う。 [review] (KEI)[投票(1)]
エイリアン:コヴェナント(2017/米=英)★3 あの人とこの人はカップル?あの人とこの人も?え?え?あちらも??ええ〜っと、、、ファミリー色強過ぎじゃありゃしませんか、この人事。 (リア)[投票(2)]
キャリー(2013/米)★3 アイドル映画と化した『キャリー』。もう『伊豆の踊子』みたいに定番アイドル映画にしちゃえばいい。『キャリー』は『伊豆の踊子』(<言いたいだけ) [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
ヘンリー八世の私生活(1933/英)★5 すさまじいブラックユーモア集。自国の歴史をボロカスに扱って手加減がなく、この姿勢こそインテリジェンスの証だと言外に語っており、それは圧倒的に正しいと思わされる。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018/米)★3 頭の悪い凡ミスによってもたもたと、かつ辛気臭く話が展開し、そこに退屈な追いかけっこがいくつも差し挟まれる。個々の場面に有機的な繋がりもなく(なので順番を替えても破綻しない感じ)、私がシリーズに期待する爽快感の欠片もなかった。残念。 [review] (月魚)[投票(3)]
ブンミおじさんの森(2010/タイ=英=仏=独=スペイン=オランダ)★4 こんな解釈はどうだろう。この映画は、2010年のタイの人々が生活している世の中を、そのまま表しているように思う。 [review] (KEI)[投票(3)]