[コメント] The Guilty/ギルティ(2018/デンマーク)
音に集中させながら、声のトーンや手、視線などのわずかな変化を、見る者の想像力でグイグイ引っ張ってゆく。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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しかし、想像力と相反する先入観がすべてを邪魔していたことに気づく観客。やられました。
緊張感と誘拐事件の進捗にスピード感があるが、「早く電話に出てくれ」と、呼び出し音にイラつく。そして、警察に電話をかけるだけで、架電者側の情報がすべてさらされているということが恐ろしい。便利なシステムではあるが、これまた相反する個人情報セキュリティについても考えさせられた。
タイトルの意味についても考えさせられた。故意の事件、無意識下の事件についてその裏に隠された事情も、音のように見えないわけで、先入観なしに丁寧にほどいていくことで見えてくるものがあるのだろう。
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