[コメント] 百円の恋(2014/日)
イライラやあきらめを抱えた観客が、どうってことないきっかけで「勝つ」ことに挑戦する一子に共感するのだ。「勝つ」ことよりも「勝ちたい」気持ちを持つことがいいのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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店長に逆らって残り物をおばはんにあげちゃったり、レジを一生懸命覚えたり、「風邪にはりんご」と言っておろしたり、という純な一面が、単なるブスニートではない一子を一層引き立てた。安藤サクラおそるべし。狩野の風邪からデカすぎる肉、カラダを合わせて横たわるまでのシーンがあってこそ、一子の純な面を際立たせる。ペラペラの布団に横たわる二人を頭側から撮影するアングルと照明がとても良い。
一見独特なキャラクター設定がストンと観客に受け入れられるのは、実生活での既視感があるからだろう。脇役も素晴らしい。
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