人口に占める割合が、現在でさえ白人を上回る勢いのヒスパニック系。2154年の地球は汚染され、大多数の貧乏人ヒスパニックがほとんどを占め、金持ち白人はエリジウムで快適生活。地球（LA）で話される英語もヒスパニックなまりが強くなっていて、そういった演出も皮肉がかってて面白かった。

頭脳データを生体同士でガビ〜〜〜ンって移行できたり、システムのリブートなどなど、ワクワクしちゃった！ネット環境などの通信は今よりどんどん早くなって、放射能照射受けてもエリジウムのポッドで回復できちゃったり。自分は生きてないけど、未来の技術革新は実際に見てみたいねぇ。でも最後はやっぱり肉弾戦で、ぶったり蹴ったり刺したり。そう、ナイフで刺されたら抜けばいいのね、いててて。

スピード感と音響についてはやっぱり映画館の大スクリーンでこそ。しかしどっかで見たことあるぞ、ロボコップ？ターミネーター？そしてマット・デイモンにはいつもジェイソン・ボーンがつきまとう。

現在のアメリカの政治経済の行く末を、警告も込めて描いているけれど、結局どんなにハイテクになろうが、不老長寿や「幸せ」とおぼしきものを手に入れたと思っても、欲と愛が人類を支配してしまうのね。