[コメント] ジャッカルの日(1973/米)
ものすごく淡々と事が運ぶ。
しかし、これは犯罪を犯す側と取り締まる側の思考が同じところに在ると云う事なのである。自明の理なのだ。そこがかえってリアル。
更に言えば、暗殺者は犯行の動機たる政治理念やある意味の正義などには関知しないビジネスマンであり、追う側もそれらとは切り離された単なる担当者であると云うのがまたリアル。
それ故、フランスの威信と自らのプライドをかけて、公開行事の取りやめを拒否しても群衆の前に立とうと云うドゴールの凄さが無言のうちに語られる。
ハードです。しびれる。
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