コメンテータ
ランキング
HELP

マカロンさんのお気に入りコメント(1/4)

終身犯(1962/米)★4 小鳥の孵化を(ジャンプカットや早回しを含めるとはいえ)1カットで見せること。廊下の奥から手前までの移動や会話シーン、手先の運動をなるべく1カットで捉えること。この「1カットで捉える」ということが最も重要なのだ。1カットのアクションが持続を生み、持続こそが感動を生みだす。この年代の職人監督たちはその重要性を教えてくれる。 (赤い戦車)[投票(1)]
終身犯(1962/米)★4 罰なのか更正への道なのか。この命題に関しての相克を非常に上手く表現しているのではないか。 [review] (t3b)[投票(2)]
スパルタカス(1960/米)★5 ラスト… [review] (りかちゅ)[投票(2)]
スパルタカス(1960/米)★4 画面を注視しているだけで飽きることがない。というより、画面を注視する以外にこの長大な上映時間を退屈せずに過ごす方法はない。カーク・ダグラスが気に入らないということもあって私は好きになりきれないのだが、低く評価することもまた許されない作品だ。 [review] (3819695)[投票(2)]
スパルタカス(1960/米)★4 悪役のロ−レンス・オリヴィエがカッコイイ。普通〜の歴史映画でもこういう最高に上手い俳優が出てるとそれだけで観てよかったと思う。 (ルクレ)[投票(3)]
スパルタカス(1960/米)★5 史実のスパルタカスの乱(奴隷9万人参集)だ。助演たちが熱演で、主演のダグラスが霞んだ。物語の面白さは脚本(トランボ)の力量を示し、弱冠31歳キューブロックの奮闘は讃えるべき。再鑑賞で忘れ難いシーンが多い事に気付く−この映画だったんだ、と。で、5点献上。 (KEI)[投票(1)]
スパルタカス(1960/米)★4 この時期に作られたローマ史劇ものの中では本作が最高傑作だろう。これだけの大作を画面の隅々までコントロールしてみせたスタンリー・キューブリックの手腕は見事としか言い様がない。本人のプライドが許さなかったのだろうけれど、変に作家ぶったりせずにこういう大作専門の職人監督として活躍し続けてくれたなら映画史はもっと面白いものになっただろうに。 (Sigenoriyuki)[投票(3)]
ゲーム(1997/米)★4 請求金額は”352,000,000円(税別)”です。明細は⇒ [review] (フランチェスコ)[投票(23)]
見知らぬ乗客(1951/米)★5 何はともあれ回転木馬! ラストもそうだが、一回目の回転木馬シーンのえも云われぬ不気味さこそが余人の遥かに及ばないヒッチコックの到達点だ。 [review] (3819695)[投票(6)]
黒蘭の女(1938/米)★4 帰郷したヘンリー・フォンダを囲んでの晩餐会の後、庭に出たヘンリー・フォンダを追うベティ・デイビス。誰もいなかったはずの玄関にキャメラが緩やかにパンするとそこに彼女がすっと立っている。ワイラー演出の最深部がこのワンシーンに結晶している。 [review] (ジェリー)[投票(2)]
博士と狂人(2019/米=アイルランド=仏=アイスランド)★4 題材の先入観から、もっと格調の高い、鈍重な映画かと思っていたが、とてもスピーディな、劇的な映画だ。全く今日的な演出とカッティング。細かくカットを割る。ちょっとカットを割り過ぎでいて、もう少し落ち着いて回して欲しい、と思ったシーンも多い。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ブラックブック(2006/オランダ=ベルギー=英=独)★5 ナチス占領下のオランダで、第二次大戦末期の陰謀と裏切りの渦巻く中、明るく健康的なお色気満点のレジスタンスの女スパイが大活躍、という話なんだが・・・戦争とはここまで人間の醜い姿をあらわにするのかと、どすんと腹にこたえる映画。 [review] (シーチキン)[投票(7)]
ビューティフル・マインド(2001/米)★4 素直に驚いたし、素直に感動した。世界に入り込めたし、作り手が用意してくれたトラップにキレイにハマれた。映画の醍醐味です。 (thai)[投票(1)]
ビューティフル・マインド(2001/米)★3 天才数学者の偉業なんて、およそ映画という表現手段にとってはもっとも苦手な種類のものだと思うが、窓や壁一面を埋めた数式で表現するなど精一杯の工夫で健闘している。 [review] (緑雨)[投票(7)]
特捜部Q キジ殺し(2014/デンマーク)★3 原作既読。脚本家の悪戦苦闘に、拍手。少年たち6人を4人にし(これ正解)、バッサバッサと切り落として変ったのは、キミーの物語がカールの物語になった事と、心の闇の描写が単に異常者のものになった事だ。幾つかのシーンで伝えようとしているが、これは無理だ。 [review] (KEI)[投票(1)]
私は告白する(1953/米)★3 不自由を自ら選択する自由人についてのヒッチコックの私的思い入れに満ちた詩篇。この不自由状態を表現するのに、モンゴメリー・クリフト の硬い美貌とロバート・バークスの意識的に硬質なローキーの画調がものすごい効果をあげている。 (ジェリー)[投票(4)]
私は告白する(1953/米)★4 もうファーストカットから「これぞヒッチコック」という建物の不安定な仰角カットで唸ってしまう。警察署でのアン・バクスターの回想シーンで人物にパンしながらフラッシュバックを繋いでく華麗な技巧も必見。人物の複雑な関係性を解きほぐすように提示していくヒッチコックの語り口は矢張り見事なもんだ。 (ゑぎ)[投票(4)]
私は告白する(1953/米)★4 モンゴメリー・クリフトアン・バクスターを初めとする俳優陣の好演と、斜めのアングルや影を強調した構図のロバート・バークスの美しいカメラが印象的。サスペンスというよりは不安と苦悩の人間ドラマとして秀逸。 [review] (ぐるぐる)[投票(2)]
私は告白する(1953/米)★5 下からの斜めアングルによる撮影が効果的に使われているのに注目。事の真相を知らない他の人物達の何気ない会話が観る者にぐさりとささるヒッチコック演出の素晴らしさよ!…真実も、そして嘘も同じく人を傷つける…アン・バクスターの演技も忘れがたし。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(3)]
オリエント急行殺人事件(1974/英)★4 文句のつけ用がない豪華キャスト。雪に閉ざされた列車内でのサスペンス。華麗でミステリアスでソフトフォーカス気味の映像がまた絶妙な雰囲気を醸す。時を経て何度も観たくなる作品。幾つも製作されたクリスティの作品では最もクォリティが高い。 [review] (TOBBY)[投票(4)]