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[コメント] バットマン マスク・オブ・ファンタズム(1993/米)

ノーラン版よりもシリアスで、バートン版よりもダークなバットマン。おそらくはこれがあらゆるバットマン映画の中で最高傑作に違いない。
がちお

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







バートン版バットマンの影響下で受けたアニメシリーズだが内容はこっちの方が面白い。後に子供向けが進み案の定子供からも飽きられたショマッカー版バットマンよりもこちらの方が大人向けの映画。

内容はバットマン・リターンズとバットマン・ビギンズを混ぜたような話、バットマンの誕生原因を描きなぜバットマンが生まれたのか?ということをビギンズでは長く野暮ったく描いてるがこちらではそこまで深く描かれてはないがインパクトがあるものになっている。

この映画ではバットマンが犯罪との闘いそして恋愛に苦悩し悩みながらバットマンとして活躍することを描く。バットマンになる以前のブルース・ウェインはどのように両親を奪った理不尽について挑むか悩む。素顔のままでは限界がある。愛した女性アンドレアと結婚していっそまともな生活をすごそうとするが、両親の死がそれを許さない。

そしてアンドレアが父が金を借りたマフィアたちに追われてしまい、国外へ逃げることになった。そのとき彼は人としての幸福を諦めたのだ。ここにバットマンが誕生する。

イヤーワンほどじゃあないけど、あれ並みにインパクトがあるバットマンのオリジンである。

さて、ネタバレになるが・・・ 実はアンドレアの父はマフィアに殺されてしまい彼女はマフィアたちに復讐をちかい戻ってきたのだ。マフィアたちを殺していた死神の正体はかつての恋人であった女性アンドレアだった。そして彼女の父親を殺したのはマフィアに雇われていたチンピラ時代のジャック・ネーピアこと後のジョーカーだった。

この映画でのジョーカーはユーモラスで飄々としており、常にひょうきんな言動をとるが・・・本性は残忍で冷酷なサイコパスであるとされており、自分を殺しにきた死神相手に堂々と立ち回り、するりするりとピンチをすり抜ける。ジャック・ニコルソンのジョーカーやヒース・レジャーのジョーカーを越えたある意味では最高のジョーカーだとおもっている。

原語版のマーク・ハミルも吹き替えの故・青野武氏の名演もどれもが気味悪いのでオススメである。

話を戻すとして、ストーリーは誰も救われない、悲しいものになっており後味もすごく悪い。ある意味ダークナイトやバットマン・リターンズよりも後味が悪い。

一度観てほしい。

(評価:★5)

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