[コメント] アベンジャーズ(2012/米)
いやぁ素晴らしい、実にアベンジャーズというもの、もっといえばキャラクターの配置の仕方や魅力をわかってる人が作った映画で安心した。
まず、キャプテンアメリカが戦闘面においてリーダーとして有能という描き方もいい。
そして彼が決して権力の犬ではなく、己の信じる正義があるという描き方になってるのも心地いい。
できればもう少しカルチャーギャップに苦しんでほしかったですが、それは酷か。
アイアンマンも原作とはキャラが違いますけどこれでいいですね。
何よりもトニー・スタークというよりロバート・ダウニー・ジュニアなので。
ハルクとの関係もちょうどいい。
特別扱いせずに平等にまるで悪友のように接するという距離のとり方が非常にみていて気持ちいいですな。
ハルクも気を遣わなくて、また特別扱いされなくてよかったんじゃないかな。
ソーもバカだけど、弟を本気で想っているのも切なくていいね。
ソーとロキは本当は互いに信頼しあって和解を求めているというキャラ設定もこの映画ではいきています。
ホークアイと米倉りょ・・・じゃなくてブラックウィドウもこれでいい。
常人キャラほど有能というのはアメコミではもはや伝統芸能、というか王道なので。
アメコミの魅力というのはド派手な絵、そして神様や宇宙人や超人や凡人が普通にいがみ合って殺しあって愛し合って傷つけあって生きていく世界観なんですが、この映画ではそれがうまくいかせてるんですわこれが、奇跡だといってもいい。
初めはいがみ合い喧嘩してたけど仲良くなっていく、チーム映画としてもかなり王道のやり方で見ていて落ち着くんですな。 人間ってそんなものね。
今までマーヴェル映画を追いかけていた感謝状ですな!
ようやく、ハリウッドがというか映画業界そのものがアメコミに追いついたと言う感じですね。
ざまみろ!ハリウッド!
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