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★5 | 米(1957/日) | 本作はともかく撮影がいい。『土』の現代版が目指されたらしく、この志に恥じない内田吐夢ばりの重厚さがある。舟を淡々と漕ぎ続ける中村雅子の佇まいがとても印象深い。 [review] | KEI | [投票(1)] |
★5 | 大虐殺(1960/日) | 亀戸事件、甘粕事件からギロチン社の報復に至るまで、物語は(新東宝なのに)大筋で史実に忠実であり、だからこそ後半に進むにつれて映画は必然的にスカスカになり、アクション映画史上稀に見る盆暗かつ悲痛な収束に至る。苦悩しまくる天知茂が余りにもハマり役。 [review] | ペンクロフ | [投票(1)] |
★5 | 天使のはらわた 赤い教室(1979/日) | 余りにも見事な [review] | disjunctive | [投票(1)] |
★4 | お嬢さん乾杯(1949/日) | 序盤はもっさい進行にしておいて、次第に事情に事情が重なってやり切れなくなってくる辺り、実に巧い。 [review] | ジェリー | [投票(1)] |
★3 | 悦楽(1965/日) | 短尺のコント向け艶笑譚をコテコテ重厚に演出して無理矢理感いっぱいだが、物語の見切り方に奇妙な味があり捨て難い。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★5 | 奇跡(1955/デンマーク) | 無音が支配する真空地帯でキリスト教の本質が顕現し、ふたつの奇跡が重ね合わされる。★6クラス。 [review] | ジェリー, 鷂 | [投票(2)] |
★3 | オン・ザ・ミルキー・ロード(2016/セルビア=英=米) | 序盤★5〜終盤★2。まるで躁鬱病の躁から鬱への緩やかな症状転換を2時間かけて見守ったような具合だ。 [review] | 緑雨, けにろん, DSCH, ゑぎ | [投票(4)] |
★5 | 絞殺魔(1968/米) | 聞きしに勝る傑作。前半の変態さん大集合がいつの間にか、カサヴェテスの傑作群を予告するような真摯な人間ドラマになる。トニー・カーティスの名演を盛り立てる静謐な演出が素晴らしい。事実関係や医学的見識は正確を欠くだろうが、些末なことである。 | t3b, 太陽と戦慄 | [投票(2)] |
★5 | 紳士は金髪〈ブロンド〉がお好き(1953/米) | 徹底した物質主義の戯画のようでもあり、違うようでもあり [review] | 鷂, 3819695, ぽんしゅう, けにろん | [投票(4)] |
★2 | 激動の昭和史 沖縄決戦(1971/日) | 撮られるべき被写体は『ひめゆりの塔』や『沖縄の民』の縮小再生産、付け加えたのは責任者である牛島中将の美談、では話にならない。沖縄の人は怒るんじゃないのか。 [review] | irodori, 3819695 | [投票(2)] |
★4 | 0課の女 赤い手錠(1974/日) | 場末のラーメン屋で意外と面白くて最後まで読んでしまった70年代のエログロ劇画という趣。高度成長に取り残された者の恨み節が仏教的な達観に至る。「地獄で警視総監にでもなりな」。 [review] | t3b, ぽんしゅう, ゑぎ | [投票(3)] |
★3 | 団地(2016/日) | ガッチャマン世代の宗教SF [review] | おーい粗茶, DSCH, セント, けにろん | [投票(4)] |
★3 | アパッチ(1954/米) | 引きの構図も横移動も鮮やかで、湖畔におけるふたりの肉弾戦やモロコシ畑の描写にアンゲロプロスを予告する瞬間まである。物語は無残。 [review] | けにろん, 3819695 | [投票(2)] |
★5 | 殺したのは誰だ(1957/日) | 『狼』に続く新藤の菅井一郎保険金ものでさらに煮詰まっており、殺したのは社会なんだが死の本能でもあるという含意がもの凄い。浜村純と殿山泰司の怪演極まる中平日活ノアール。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★5 | モンキー・ビジネス(1952/米) | ♪パイを一切れ下さいな、と突然ステップを踏み出す奥さん。やはり彼女はジンジャー・ロジャース、御年40、最高の自己パロディ。 [review] | DSCH, ゑぎ | [投票(2)] |
★5 | 愛と希望の街(1959/日) | オーシマは常にマイナーな人々に寄り添ったが、松竹的な弱者に寄り添ったのではなかった。 [review] | t3b, ぽんしゅう, けにろん | [投票(3)] |
★5 | 茶目子の一日(1931/日) | 当時のエロ・グロ・ナンセンスの一角を今に伝えてインパクト大。平井英子の調子外れのアニメ声の歌唱もの凄く、手あたり次第の擬人化と伸縮自在な体型というアンチリアリズムの方針徹底で、テリー・ギリアムを想起させる異世界がすでにすっかり達成されている。 [review] | DSCH | [投票(1)] |
★5 | 怒りの日(1943/デンマーク) | 検閲通過の韜晦として史上屈指のダブル・ミーニング。凍りつくような沈黙が支配する、『奇跡』の前哨戦に相応しい傑作(含『尼僧ヨアンナ』のネタバレ)。 [review] | ジェリー, けにろん, セント, ぽんしゅう | [投票(4)] |
★4 | 妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III(2018/日) | 西村まさ彦に一票 [review] | 死ぬまでシネマ, ロープブレーク, ぱーこ, けにろんほか7 名 | [投票(7)] |
★3 | 家族はつらいよ(2016/日) | 引用される傑作群に比べればどうしようもなく薄味だが、目指されたのがタイトルバックの回顧趣味に見合った気持ちの良い軽喜劇なのだとすれば、これはこれでいいのだろう。 [review] | ロープブレーク | [投票(1)] |