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寒山拾得さんの人気コメント: 更新順(22/61)

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★5南極料理人(2009/日)グダグダな官製事業を見れば条件反射で「縮小」しか思い浮かばなかった当時の小市民の新自由主義的心情を挑発するグウタラ職場。これは挑発の喜劇、2008年に始まった「身を切る改革」とやらのパロディだったのだ。 [review]セント, ぽんしゅう[投票(2)]
★4セッション(2014/米)脇役のモギリの彼女が妙に印象的。デートの誘いの駆け引きとか、ピザ屋での主人公の素性を対象化する会話とか。 [review]シーチキン, ぱーこ[投票(2)]
★2止められるか、俺たちを(2018/日)つねに未来への問いかけを続けた若松映画のオマージュがこんな回顧趣味では困るし、71年の新左翼思想で止まっているのに「止められるか」と力まれても困る。 [review]ペンクロフ[投票(1)]
★3赤軍派 PFLP 世界戦争宣言(1971/日)パレスチナのキャンプ、ベンツで移動、キャメラを向けると逃げてゆく子供たち。そんなんで共闘できるのか。「万国の労働者よ」云々。パレスチナの主張は判る。しかし、彼等が日本に求めていたのは、もっと別の団結だったろうにと思う。ペンクロフ[投票(1)]
★3善き人のためのソナタ(2006/独)本作で面白いのは周辺描写の細部であり、本筋は弱い。だいたいこの温水洋一みたいな小父さん、非道いことして来たのに何で罪に問われないのか。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★4小犬を連れた貴婦人(1960/露)短い原作に作者の創意で幾つも肉付けされているのだがこれがいい。窓辺のクラリネット吹きの件など抜群に素晴らしく、諦念と希望を一度に描写して心に沁みる。 [review]KEI[投票(1)]
★43−4X10月(1990/日)たけしの造形は個性的でタカは没個性、でコワいのは没個性のほうだ。 [review]irodori, ゑぎ, pori, 緑雨ほか6 名[投票(6)]
★1俺俺(2012/日)原作も焦点定まらぬアイディア倒れの凡作だったが映画はさらに酷く、制作者も整理できていないに違いない折り重なった屁理屈を茫然と眺めさせられるばかり。見処は序盤の幾つかのギャグとロケ地の給水塔のみ。終盤は早く終われと念じる類。ぽんしゅう[投票(1)]
★4しゃべれども しゃべれども(2007/日)笑いを技術として扱うスタンスがユニーク。落語を扱って喜劇映画ではない、というのが本作の肝だろう。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4鉄道員〈ぽっぽや〉(1999/日)江利チエミ追悼作。20世紀の終わりに東映が残した最後のスタア映画。軽く怪談映画。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★2大誘拐 Rainbow Kids(1991/日)冒頭の8月15日の出所からして『近頃なぜかチャールストン』の繰り返しだが、結局この縮小再生産でしかなかった。かつてないほど撮影も俳優も地味で痛々しい。 [review]ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★3極道の妻たちII(1987/日)前半の小ネタはいろいろ面白い。掴みの、周囲をビビらせる奥さん連中の海岸バス旅行とか、藤岡琢也への嫉妬に狂って包丁を剥いていたリンゴに突き立てて去る十朱幸代(定番)とか。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4家族の肖像(1974/仏=伊)パリの68年はほんの数年前。ヴィスコンティはいまわの際に夢から覚めて『揺れる大地』『若者のすべて』に回帰しようとして果たせなかった。 [review]ゑぎ, けにろん[投票(2)]
★4危険な関係(1959/仏)「あばよ。全てに厭きた。自然の法則だ。君とは楽しかった。悔いなく別れられる。さようなら。世間とはこんなものだ。僕のせいではない」 [review]けにろん[投票(1)]
★3男たちの挽歌(1986/香港)70年代東映テイストの延長にあり、突飛な配置が終盤浪花節のうんこ色に至る。俳優単位で良好。男たちのバンカーと呼びたい気もする。 [review]けにろん[投票(1)]
★3女の都(1980/仏=伊)全てが性のメタファーであるフロイト「夢判断」の世界。イライラさせられるイメージに満ち満ちており、それこそが射精に至らぬ性的存在だと述べている。この点、射精し過ぎな『カサノバ』と一対な訳だ。 [review]けにろん[投票(1)]
★2お葬式(1984/日)坊さんの外車や霊柩車の踊り竜を金満と映画は茶化し続けるのだが、自分の別荘もまたバブリーに見えることに、この監督は全く無防備らしいのだ。これがとても滑稽に見える。 [review]ナム太郎, jollyjoker, けにろん[投票(3)]
★5陸軍残虐物語(1963/日)三國西村の箆棒対決による二等兵虐めの恨み骨髄は肥溜め描写で極められ、盆暗な三國と大日本帝国に縋って生きる儚い人生の岩崎加根子が可哀想過ぎる。 [review]水那岐[投票(1)]
★2カンゾー先生(1998/日)ウィルス(肝炎)流行の映画な訳だが、患者がほとんど苦しそうでないのがまずいけないだろう。柄本明の医者が駆け回っているばかりで、彼がヌケ作にしか見えない。 [review]水那岐, けにろん[投票(2)]
★3拳銃無頼帖 電光石火の男(1960/日)人間以外に命中し続ける拳銃と、よい親分菅井一郎VSわるい親分嵯峨善兵という配置が得難い妙味。吉永小百合15歳、日活アクションでキスシーンのミスマッチも愉しい。 [review]水那岐[投票(1)]